「お通夜・告別式の流れとマナー:参列前に知っておきたいこと」
葬儀の作法・知識
お通夜・告別式の流れとマナー完全ガイド
突然の訃報を受け、故人を偲び、ご遺族に哀悼の意を伝えるために参列するお通夜や告別式。しかし、「作法に不安がある」「流れがよくわからない」と感じる方は少なくありません。
葬儀の場は、故人との最後のお別れの場所であり、ご遺族の悲しみに寄り添うための大切な場です。失礼のないよう、基本的な流れとマナーを事前に把握しておくことが、何よりも重要になります。
この記事では、日本の一般的な仏式葬儀におけるお通夜と告別式の基本的な流れと、参列者が知っておくべきマナーを徹底的に解説します。

1. お通夜と告別式の「違い」を理解する
まず、お通夜と告別式(葬儀)の目的と役割を明確に理解しましょう。
| 目的 | 故人の霊を慰め、夜通し見守る儀式。親族や親しい人が集まり、別れを惜しむ。 | 故人を弔い、極楽浄土へ送るための宗教儀式(葬儀)。社会的なお別れをする儀式(告別式)。 |
| 参列者 | 親族、友人、知人、職場関係者など、幅広い弔問客。近年ではこちらのみに参列する人も多い。 | 親族やごく親しい友人・知人中心。宗教的な儀式が中心となる。 |
| 時間帯 | 夕方~夜(18時または19時開始が多い)。 | 昼間(午前中10時~12時開始が多い)。 |
| 所要 時間 | 1~2時間程度。 | 2時間~3時間程度(出棺まで)。 |
近年は、仕事の都合などからお通夜にのみ参列する方が増えています。両日参列しても問題ありませんが、体調やご遺族への配慮から、どちらか一方を選ぶのが一般的です。故人との関係性も考えて決めましょう。

どちらに参列するか、または両日なのかは、故人との関係性も考えて決めるのね。

2. 【お通夜】の基本的な流れとマナー
お通夜は、故人やご遺族と親交の深かった人々が集まり、静かに別れを惜しむ場です。

参列の流れ(一般弔問客の場合)
- 受付を済ませる:
- 開始時刻の10~15分前を目安に会場に到着します。
- 受付で弔意を込めた一言(「この度はご愁傷様です」など)を述べます。
- 香典を渡し、芳名帳に記帳します。
- 席次案内に従って着席します。
- 通夜読経・焼香:
- 僧侶による読経が始まります。
- 読経中に、ご遺族、親族から順に焼香を行います。係員の指示に従い、静かに進みましょう。
- 焼香が終わったら、自席に戻ります。
- 法話・喪主挨拶:
- 僧侶による法話や、喪主(遺族代表)からの挨拶があります。
- 通夜振る舞い(食事):
- 儀式終了後、別室などで軽食をいただく「通夜振る舞い」が行われます。
- ご遺族から声をかけられたら、誘いを断らず、席につくのがマナーです。故人の思い出話などを静かに交わし、ご遺族の心労を労います。
- 長居はせず、1時間程度で辞去するのが一般的です。
お通夜での参列マナー
| 項目 | マナーのポイント |
| 服装 | 略式喪服(ダークスーツ、アンサンブル、ワンピースなど)。派手なアクセサリーや化粧は避ける。レンタル喪服でも失礼にあたりません。 |
| 言葉遣い | 「ご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」など、弔意を示す言葉を述べる。「重ね重ね」「たびたび」などの忌み言葉は使用しない。 |
| 香典 | 袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付で渡します。新札はNG(予期していたように聞こえるため)。金額は故人との関係性や地域により異なります。 |
| 焼香 | 宗派により異なりますが、一般的には一礼→焼香→合掌→一礼。回数は1~3回。作法が分からなければ、前の人の真似をするか、1回として簡潔に行います。 |
| 辞去 | 通夜振る舞いの後、ご遺族に声をかけず、静かに会場を後にするのが基本です。(ご遺族は多忙なため) |

3. 【告別式(葬儀)】の基本的な流れとマナー
告別式(葬儀)は、故人を宗教的な儀式をもって弔い、最後のお別れをする最も重要な儀式です。

参列の流れ(一般弔問客の場合)
- 受付を済ませる:
- お通夜に参列した場合は、香典は不要です。記帳のみ行います。
- お通夜で香典を渡していない場合は、ここで渡します。
- 開始時刻の15分前までに着席します。
- 開式・読経・弔辞・弔電奉読:
- 僧侶による読経(葬儀式)が厳かに行われます。
- 故人の友人・知人による弔辞(お別れの言葉)や、弔電が奉読されます。静かに耳を傾けましょう。
- 焼香:
- 喪主、親族から順に焼香を行います。お通夜よりも厳粛な雰囲気で行われます。
- 告別(お別れの儀):
- 儀式が終了し、棺が祭壇から降ろされます。
- 花入れの儀:故人の周りを生花で飾る儀式です。親族と共に、花を捧げます。この時、故人の顔を見て最後のお別れをします。
- 出棺・喪主挨拶:
- 霊柩車へ棺が運ばれる(出棺)。一般の弔問客は、合掌して見送ります。
- 喪主または親族代表による挨拶があり、弔問客に感謝の意を伝えます。
告別式での参列マナー
| 項目 | マナーのポイント |
| 服装 | 正喪服(喪主・親族)または準喪服(一般参列者)を着用。お通夜よりもフォーマルな装いを意識します。 |
| 言葉遣い | お通夜同様、忌み言葉は厳禁です。 |
| 焼香 | お通夜と同じ作法で構いませんが、より丁寧に、故人への感謝と別れの念を込めて行います。 |
| 途中退席 | 基本的に途中退席はマナー違反です。もしやむを得ない場合は、式の邪魔にならないよう静かに退席します。 |
| 私語厳禁 | 厳粛な場です。携帯電話の電源を切る、マナーモードにするのはもちろん、私語は厳禁です。 |
| 出棺の 見送り | 霊柩車が見えなくなるまで、合掌して頭を下げ、故人を見送ります。 |

事情があって、告別式を途中退席する場合は、あらかじめ遺族に伝えよう。

4. 押さえておきたい弔問時の共通マナー
お通夜、告別式、どちらの場でも共通して守るべき重要なマナーがあります。
忌み言葉を避ける
死や不幸が「重なる」ことを連想させる言葉や、「繰り返す」言葉は使ってはいけません。
- 重ね言葉: 「重ね重ね」「たびたび」「次々」「いよいよ」など
- 不幸を連想させる言葉: 「追って」「再び」「また」「九(苦)」「四(死)」など
- 直接的な言葉: 「死ぬ」「生きる」「ご存命」ではなく、「ご逝去」「永眠」「お亡くなりになる」などの婉曲表現を使います。
香典の基本マナー
- 金額: 故人との関係性や自身の年齢に応じて金額相場が異なります。迷ったら、事前に親族や上司に相談するのが確実です。
- 袱紗(ふくさ): 必ず袱紗に包んで持参し、受付で袱紗から出して渡します。色は紺や紫、緑などの寒色系を選びましょう。
- 新札: 新札は「不幸を予期して準備していた」という意味になるため、避けます。あえて折り目をつけるか、古いお札を使用します。
控えめな服装(喪服)と装飾品
- 喪服の準備: お通夜は略喪服(急なため平服でも可という考えもありますが、略喪服が無難です)、告別式は準喪服が基本です。レンタル喪服は、マナーに則った正統派のものを手配できるため安心です。
- アクセサリー: 結婚指輪以外は、真珠の一連ネックレスや一粒イヤリング(ピアス)のみが許容されます。二連のネックレスや光沢の強い宝石、動物モチーフのものは厳禁です。
- 化粧と髪: 化粧は薄く、控えめに(片化粧)。髪は長い場合、一つにまとめて清潔感を保ちましょう。
宗教・宗派の違いを意識する
葬儀は仏式が一般的ですが、神式やキリスト教式もあります。
- 神式: 玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。
- キリスト教式: 献花(けんか)やオルガン演奏などがあります。
参列する際は、事前に宗教・宗派を確認し、それぞれの作法に従うようにしましょう。作法が不明な場合は、会場の係員に尋ねるか、前の人の動作を静かに見習うのが最善です。

5. まとめ:故人への敬意とご遺族への配慮を最優先に
お通夜・告別式における基本的な流れとマナーを解説しました。
葬儀の場は、形式的なマナー以上に、故人への感謝と敬意、そしてご遺族への心からの配慮が求められます。多少作法が違っていても、心を込めた弔意があれば、ご遺族に気持ちは伝わるものです。
しかし、知っておくべき基本的なマナーを身につけておくことで、あなたは落ち着いて故人との最後のお別れに臨むことができます。
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大切なのは、故人とご遺族への気持ちだよね。だからマナーを知っている事も同じように大切なんだよね。
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事前に準備を整え、安心して故人を見送れるよう備えておきましょう。