家族葬に参列する側のマナー|参列していい?香典は?よくある6つのケースで解説
葬儀マナー
「知人のお父様が亡くなったが、家族葬だと聞いた。参列してもいいのだろうか」「香典は持っていくべき?」——家族葬が増えるにつれて、参列する側の迷いも増えています。この記事では、実際によくあるケース別に「こんなとき、どうする?」をQ&A形式でまとめました。
大原則:家族葬は「ご遺族から明確に案内を受けた方だけが参列する」葬儀です。案内がなければ、参列を控えて別の形で弔意を伝えるのがマナーです。
ケース①「家族葬で行います」と訃報が届いた。参列していい?
→ 参列の案内(日時・場所の連絡と「ぜひ」の意向)があった場合のみ参列します。
訃報の連絡に「葬儀は家族葬にて執り行います」とだけある場合、それは「参列はご遠慮ください」という意味合いを含むことがほとんどです。日時や場所が書かれていない訃報は、参列を求めていないサイン。ご遺族に「行ってもいいですか」と尋ねるのも、断りにくい状況を作ってしまうため控えましょう。
ケース② 参列することになった。服装はどうする?
→ 一般葬と同じ、準喪服(ブラックフォーマル)が基本です。
「身内だけの小さな式だから」と軽装にする必要はありません。案内に「平服で」とあれば、黒・濃紺・グレーの略喪服を選びます(平服=普段着ではありません)。詳しくは 家族葬の服装 完全ガイド/「平服で」と言われたら をご覧ください。
ケース③ 香典は持っていく?
→「香典辞退」の案内があれば、持参しないのがマナーです。
家族葬では香典を辞退されるケースが多くあります。案内に「ご厚志お断り」「香典辞退」とあれば、従うのが礼儀。何も案内がなければ持参し、受付やご遺族の対応に合わせましょう。無理に渡すのは、かえってご負担になります。
ケース④ 参列しない場合、弔意はどう伝える?
→ ご遺族の意向を最優先に、負担にならない形を選びます。
- 弔電:式の前日〜当日朝までに斎場へ。参列できない場合の定番です
- 供花・供物:辞退の案内がないか必ず確認してから
- 後日の弔問:四十九日までの落ち着いた頃に、事前連絡のうえ短時間で。突然の訪問は避けます
- お悔やみの連絡:メール・LINEでも失礼にはあたりません。長文にせず、返信を求めない一言を(文面例は お通夜・お葬式のマナー に掲載)
ケース⑤ 職場の関係者のご家族が家族葬に。会社としては?
→ 個人で動く前に、会社の慶弔ルール・総務の判断を確認します。
会社名義の弔電や香典は慶弔規定で決まっていることが多く、個人の判断で贈るとかえって調整が必要になることも。まず上司や総務に確認し、会社としての対応と個人としての対応を分けて考えましょう。
ケース⑥ 「参列は辞退します」とあったが、どうしてもお別れがしたい
→ 当日の参列は控え、後日の弔問や手紙で気持ちを伝えます。
ご遺族が家族葬を選んだのは、「静かに見送りたい」という意思表示です。その意思を尊重することが、いちばんの弔意になります。お別れの気持ちは、四十九日後の弔問やお手紙など、ご遺族のペースを妨げない形で伝えましょう。
参列が決まったら:当日までの準備
参列の案内を受けたら、あとは一般葬と同じ準備です。受付・焼香・お悔やみの言葉などの当日マナーは 当日に困らない!お通夜・お葬式のマナー にまとめています。
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